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葛川篤訳:ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』+マルセル・プルースト『失われた時を求めて』

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1930年代の日本で、葛川篤は伊藤整や春山行夫らとともに英仏のモダニズム小説を翻訳していました。ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』と同時期に手がけた作品が、マルセル・プルースト『失われた時を求めて』です。 葛川の格調高い翻訳を、2冊まとめてお楽しみいただけます。※両作品とも抄訳です。 1930年から1931年にかけて、『新文學研究』などへ短篇として掲載された3作を収録しました。同年7月には淀野隆三らが『スワン家の方』(武蔵野書院)を刊行しており、当時の若き文学者たちが先端文化の発掘と紹介を競い合っていたことが想像されます。 なお、表紙の顔写真は、刊行後の文献調査で新たに発見したものです。 【抄訳『失われた時を求めて』目次】 「バルコンの陽の光」 「思ひがけない顏」 「春の一日」 編者解説 ■特設サイト(企画全体のご紹介はこちら) https://genkoryo.com/toudai ■書店さま向け:BookCeller予約、ご注文フォーム https://www.bookcellar.jp/product/detail/1862959 https://forms.gle/AcRjKZQv8c1UvM1t7 ------------------------ 【推薦・紹介コメント】 100年前『灯台へ』と、ひとり船出した早逝の詩人がいた!忘れられた翻訳が海神のように甦る。テンポ、リズム、緻密で洗練された語彙。輝ける訳業に心揺さぶられます。日本にウルフ文学をもたらした葛川訳の発掘! *森山恵(詩人・翻訳家) もっと長くここにいたい、この翻訳に終わってほしくない。一行ごとに扉がひらき、百年前の日本語が燈台の光を点滅させる。 「あ ここにゐたのだつけ」 ――私の意識の波打ち際に、誰のものかわからない記憶が押し寄せてくる。 *斎藤真理子(韓国文学翻訳家) 事実、ひとは彼女の作品を読んで、到るところに覗はれる女性的な感覚や、抒情味や、繊細な筆致に打たれると共に、絶えず新しい形式を生み出さうとして繰返される悩ましいまでの努力と、存在の真実をつきとめようとする力強い探求に動かされるだろう。 *葛川篤(『ウルフ短篇集 列冊新文学研究(作品部 第三篇)』より抜粋) ------------------------ 20世紀モダニズム、そしてフェミニズムを象徴する作家であるヴァージニア・ウルフ。1927年にその代表作『灯台へ』が刊行されてからわずか4年後に、日本で初めて翻訳されたテキストを復刊しました。 訳者は葛川篤(くずかわ・あつし)。銀行員として働きながら、伊藤整や春山行夫といった昭和モダニズム文学の牽引者とともに翻訳に取り組み、32歳に結核で亡くなりました。 本書は、関東大震災とふたつの世界大戦を挟んだ世相を生き、新時代の文化トレンドにいち早く応答した若者たちの、アクチュアルな苦闘の足跡でもあります。葛川の手がけた訳文(第2部、第3部)に加え、小川公代さんによる解説文、文献調査にもとづく編者解説・年譜を収録しました。 ※こちらの商品には特典冊子はつきません。 ------------------------ ■書籍(本体) 【目次】 編者まえがき……小澤みゆき 第二部 時は流れゆく 第三部 燈台 解説……小川公代 編者解説……小澤みゆき 葛川篤年譜 【書誌】 著者:ヴァージニア・ウルフ 訳者:葛川篤 編者:小澤みゆき 企画・編集協力:笠井康平 解説:小川公代 推薦:森山恵、斎藤真理子 装幀・組版:太田知也 校正(「解説」「葛川篤年譜」):サワラギ校正部 ページ数:190ページ 判型:四六判並製 ------------------------

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